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【3Dプリンター】Creality K1 Max – CoreXY 爆速Klipper機は買いなのか?

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どうも、YuTR0Nです。

 

今回の記事は…

 

K1 Max!!

 

サンステラさんから受け取ってから今まで波瀾万丈のドラマがありましたがこれから購入する方の参考になればと思います!

 

X(旧Twitter)でも投稿してますが最初に届いたマシンは不具合がありましたが今回はサンステラさんのサポートに連絡したところファームウェア起因の可能性があるとのことで動作確認済みの別機を送付し直してもらいました。日本語での対応ですしそういった意味でもサンステラさんからの購入の良いポイントですね。

 

Maker Faireでサンステラさんに確認したところ現在は動作確認までして出荷してるとのこと!!

 

※本記事内のリンクを経由して商品やサービスを購入していただくと売上の一部が当ブログに還元されます!!

※マシンとPolymaxはサンステラさんから提供していただきました

 

買いなのか?!

そう、まずそこからみていきましょう。

私としてはマシン自体は良いと思います。

価格に対して造形領域も広いですし高速造形でき、尚且つエンクロージャーがついている機体なのが嬉しいポイント。

 

エクストルーダーは既に数世代アップデートされていると言う始末なので是非ともサンステラさんには既存ユーザーに既に終わってしまったエクストルーダーアップデートプランを提供してあげると良いのではないかなと感じてます。

 

ソフト面でいうとKlipper機ではありますがアップデートに制限かかっているようなのでそこは安心。

 

▼Klipperは表示されてるもののアップデートボタンは有効にならない

 

大きな門型機 Ender-3 S1 Plusなどを買うべきか?

大物を造形するなら尚更CoreXY機の方が向いています。大物でなくてもスピードを上げたい場合CoreXY機の方が優秀だと考えています。

 

というのもあのタイプのプリンタはベッド全体をY軸方向に造形物ごと動かさないといけないので物理的に限度があります。対してCoreXY機はXY方向はただツールヘッドが動いているだけで造形物はベッドの上に印刷されてZ方向にZ軸で動かされるのみなので物理的に速度への制約が低くなっています。

 

また冬場やABSなど造形する際に反らないようにエンクロージャーにいれたりすることがありますがその際もCoreXYマシンは元からエンクロージャーがついているもしくは後付けでも本体サイズはほぼ変わりません。対して門型機はY軸が動く範囲を全て覆う必要があるのでエンクロージャーも必然的に大きなものが必要になります。

 

ゆっくりとPLAなどを印刷するのみなら門型機でも良いと思いますがそうでない場合はCoreXY機をお勧めします。

 

ただ、ただただ単純に「Crealityもっとソフト検証してからリリースして?!」というところがマイナスポイントですね。これに限ってはK1シリーズに限らず他社の最近のKlipper機でも多発している問題ですね。

 

マシン的には非常に優秀だと思います。もし今SermoonやEnder-5/7シリーズの購入を検討しているなら私はK1シリーズをおすすめします。

 

限定特価で138,000¥のようです!

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最初に確認するおすすめ

LiDARモジュールの取り付け

取り付けが斜めになっている場合左手前のZ軸保持部分に干渉してしまいます。電源が切れてる状態で手で動かして問題ないか確認しましょう。多分今は検品されてるので大丈夫なはず。

X軸のグリス

K1 maxのX軸の2本のシャフトは無給油ブッシュを使用しているのでグリスを拭き取ってしまって問題ないです。Y軸のは拭き取らないでくださいね。

 

訂正:無給油ブッシュはグリスがなくても問題ないですが3Dプリンターのような高速稼働のものだと注油されていた方が高寿命になるようです。ただグリスよりテフロンスプレーなどのようなものの方が良いかもしれません。(2024/06/23)

 

PTFEチューブ固定部品

こちらも適当な場所についていると左奥に移動した際噛み込んでツールヘッドに負荷がかかるので要確認。

 

ソフトウェアのバージョンチェック

私は現在V1.3.2.1で動かしています。

最新のバージョンでも不具合はあるようなので

バージョンのアップデートは私はおすすめしません

バージョンによってはダウングレードできないので最新にアップグレードしてからダウングレードするというのが良いかもしれません。

 

Creality Printはどうなの?

Creality PrintというのはCrealityのスライサーです。使い勝手はあまり良くないです。Orca SlicerやPrusa Slicerをおすすめします。現在はCrealityがソースの公開をしっかりと行ったのでスライサーにプロファイルが追加されています。ただしOrcaに入っているプロファイルのPLAなど確認してみると流量が2m^3/sなどに制限されているため少しいじる必要はありそうです。

ただしLiDARを使った流量補正はCreality Printを使わないといけないため悩みどころです。

 

Marlin系ではなくKlipper

MainsailでもFluiddでもないUI…純正のファームウェアではKlipperに慣れている人ならお馴染みのZオフセット機能もしくはMarlinのBaby Zなどに相当する機能が表示されていません。Elephant Footになったりスカスカになった場合は微調整をした方がもちろん綺麗ですのでFluiddもしくはMainsailにアクセスできるようにすることをおすすめします。

 

Elephant Footとは?

象の足…1層目がだるーんと広がっちゃってる現象が象の足っぽいのでそう呼ばれています。と書くだけ書いてみたもののK1はノズルでレベリングしていくので早々いじる必要はないです。もしエレファントフットがひどい場合そもそもファーム起因やノズルがもはや全然閉まってないなどと言った場合な気がします。

 

600mm/s出ているのか?といった内容は通常のWeb画面からアクセスした場合は見えないので公式で紹介されているRoot化ガイドに従ってFluiddもしくはMainsailからアクセスする必要があります。

 

もしRoot化しない場合や事前に確認したい場合はスライサーの表示項目を切り替えて確認することをおすすめします。

 

一応公式で謳われているスペックだと限度は600mm/s 20000mm^2/sかつ0.1mmレイヤー。

 

Orcaなどのプロファイルは流量限度を変えてあげる必要があります。

 

更にハイフローを目指すには?

 

Bambulabのセラミックヒーターと同型を使用しているタイプのホットエンド

https://bit.ly/3QatYjY

速さを活かし切るにはハイフロー対応の材料ももちろんマシン側も極めていきたいところです。

 

ZSTC Plusノズル

https://bit.ly/3tTot1L

▼Plusの方はBondtechのCHT風になっています

 

Plastic Repellent Paint™を定期的に塗っておくとなおよし!

Slice Engineering | Industrial 3D Printer Components

割引コードはYUTOH5です!上記リンクから買っていただけると検証に溶かしまくっているフィラメント代が助かります…。

 

Root化?Mainsail?Fluidd?

さて、詳しいことは抜きにしてとりあえずこの作業をしておくと自由度が広がります。

 

主に調整で使うマクロはこの4つです。PIDは季節の変わり目やノズルやホットエンドを変えたときに行うとよいです!今回必要なのはINPUT_SHAPER_XINPUT_SHAPER_Yです。

どちらからでもいいですがクリックすると1-133Hzまで振動し計算を行います。K1 MaxのSBC相当の部分はそこまで余裕がないのか計算はちょっと時間がかかりますが待ってれば終わります。もしここでエラーが出た場合はマシン再起動をしてもう一回行えばOKです。

ハングアップする原因がCrealityがカスタムなんかしているのかどうかはわかりませんがもう少しスペックに余裕があってもいいのでは?とは思います。

 

計算が終わると自動でprinter.cfgに書き込み再起動します。

 

この際XYそれぞれのshaperタイプに推奨の加速度が表示されます。

 

最後に推奨shaperタイプが出るのでその情報を元にちょっと上に戻ったりして推奨の加速度をチェックしてみてください。あくまで推奨なのでそれより上でも動きます。

 

printer.cfgを確認して値が反映されているか確認してください。

 

ちなみにPIDチューンはこんな感じです。

 

印刷編

ホッティーポリマー製スーパーフレキシブルフィラメント

TPUのような柔らかいフィラメント。PTFEチューブを通すのは大変でしたが難なくこなしてくれました。

こちらは今回使っているエクストルーダー


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この記事を書いた人

気が付いたら家にプリンターが20台以上ある誤家庭に。

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