どうも、YuTR0Nです。
最近はもっぱらPETGかPLA+、PolyMax PLAを使っていますがそろそろカーボン系などにも挑戦したくなり…
「オールメタル」
タイプへの換装を決めました。
Ender 5 Plusの方はMicro SwissのDDEコンバージョンキットを購入し、Tronxy D01向けにNF ZONE CR-10を購入しました。D01に搭載されてるホットエンドはCreality系なのでそのまま取り付け可能です。今回購入したのはSet 2のタイプです。
この系列は取り付け位置と全長変わらずなので新しい世代にそのままスワップできます。
唯一の欠点としてEnder 3シリーズなどのデフォのものと違い、ノズルを付けない状態だと回転します。そのためノズル交換の際は色々取り外す必要があります。外さないでいつもと同じノリで交換すると、ヒートブレイクのセラミック部分が破損する可能性があります。
サイズは商品ページに記載されていますが、ヒートブレイク部は途中で止まってくれる、という親切設計ではないので距離をこの説明の寸法通り固定できる治具を作ったほうがよさそうです。ノギスで測ってモデリングしてクリアランスを調べてみたところ、クーリングブロックとヒートブロックの隙間は1.3mm程度だとちょうど商品説明の寸法になります。Mellowに「モデリングしてチェックしたんだけど1.3mmでしょ?!」と聞いたら“About this value”(塩対応)と返事をくれたので多分合ってると思います(涙)。
また、25℃の環境で、195℃でPLAをファンなしで印刷して問題なかったようです。このファンは多分…クーリングブロックを冷却するファンのことだと思いますが。実験結果は商品ページにはなかったのでどれくらい実際冷却性能に優れるかは計測しないとわかりませんが、クーリングブロック自体の放熱性が優れているということはファンで冷却をそこまでしなくていいので効率が良いと言えるでしょう。
ヒートブレイクもセラミック製なのが特徴です。PTFEと同様、くっつきにくい性質を備えています。また、セラミックの熱伝導性は金属よりは低いため、ヒートブロックからクーリングブロックへの熱を伝わりにくくします。これに加えてクーリングブロックの放熱性の高さのお陰でファンレスの運用が条件によっては可能、となります。CoreXYタイプでボーデン仕様だとプリントヘッドは軽いに越したことはありません。ファンレス運用可能な素材、条件で良いなら圧倒的に軽いプリントヘッドの爆誕です。
また、ヒーターの換装が必要かとは思いますが400℃までOKとのことです。
更新2023/06/09
V6タイプのSTEPファイルはこちら
GitHub – Mellow-3D/NF-Smart-V6
ファン有りで運用するメリット
また、ファンレスで運用できるほど効率がいい、ということは他にもメリットがあります。
若干冒頭で触れたように、効率が良いので元々付いているファンほど強力なものをつける必要がありません。ここまで読んでピンと来た方もいるかもしれませんが、Noctuaの静音ファンが本領を発揮します。Noctuaファンでの運用デメリットは場合によっては冷却しきれないことが挙げられますが、NF ZONEと組み合わせることにより静音、かつ高効率な最強の組み合わせが爆誕します。あとは吐出後のフィラメントを良い効率で冷却できる構造のファンのMODと組み合わせてあげるだけです。
実際の取り付けはパート2に。
→パート2はやめてこの記事に加筆していきます。
ちなみに、付属のヒーターはこちらと同等のものです。
実際温度も測ってみたいのでそれっぽいものを買ってみました!
Tronxy D01への取付
Tronxyに付いているクーリングブロックの取り付け穴の穴間距離より若干狭いようなのですが、両方のネジをちょっとずつ締めてあげればいけます(パワー)。
デフォのユニットのサーミスターとヒーターはそのまま流用可能です。ヒートブロック底面のセットスクリューを外してあげれば簡単に外れます。
また、ホットエンド全長がデフォのものより短いためEnder 3 Proなどでよく換装に使う「黄色いバネ」を使います。ストックのバネよりもヤング率の大きそうな感じなのでレベリング後に緩みにくい印象です。ナットに強引にはまり込む感じなので気になる方はワッシャーか何か買うのも良いかもしれません。
もちろん元からついてるPTFEを使うのも良いですが、多分先端ら辺は溶けてたりするんじゃないでしょうか?
そこでお勧めするのがCapricorn。
アイスじゃないですよ。
こちらはCreality3Dの正規店舗のものなので正規のCapricorn PTFEチューブです。チューブのみならずチューブカッター、0.4mmノズル、シリコンソックス、継手も入ってこの値段です。
AliExpressでも確かにそれらしきものは沢山ありますが大抵偽物です。こちらのCreality3Dが取り扱ってるものはCapricornで買うのと値段もそんなに変わりませんCapricornから買うと2mで$19.99です。それと比べるとAmazonの爆速スピードでおまけ付きと考えると、お得です。もし購入を考えてる方はAmazonの上記のものを買うことをお勧めします。Creality3Dからの社外アクセサリーの拡充ももしかしたら…。
もちろんCapricornのステッカー付きです!
印刷してみて
ReprapperのPETGを以下の条件で印刷したところ2層目から死にました
ただ、1層目はとても綺麗でした。
印刷速度 60mm/s
リトラクション 5mm
ノズル温度 230℃
そこで考えたのはヒートブレイクが圧倒的に断熱してくれているのでそこにリトラクションで大きくアツアツのエリアと冷えてるエリアを移動するゆえ…と推測
その後
印刷速度 50mm/s
リトラクション 3mm
ノズル温度 240℃
で再チャレンジ。こうすることで先端部だけで全部完結してくれて詰まることもないだろうと予測しました。
予想は無事的中し綺麗なXYZキューブをゲット。今までオールメタルxボーデンを使ったことがなかったのでこれからが楽しみです。
ただ、外見は綺麗なものの途中でやはり失敗しかけてた感じなのでまだまだ詰める必要がありそうです。
どうでもいいんですが皆さんベンチマーク用に印刷したものってどうしてますか?私は捨ててます。ベンチマークにもなってパパッと印刷できて実用的なモデル…ありませんかね?
使用したフィラメント
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