Ender-5 Plusのココがイイ!
組み立て
配線は非常に簡単
1発目の印刷結果
長時間印刷も問題なし!1週間以上の連続印刷も可能!
メンテナンス性
クーポン情報
MOD
番外編
タイムラプス撮影
組み立て
組み立ての難易度はそこまで難しくありません。
底ユニット
電源やボードなどが内蔵されています
4本のシャフト
底ユニットとXYユニットの間に取り付けます。位置合わせも非常に簡単です。
この4本のシャフトを底ユニットに固定する作業が多分1番疲れました。
XYユニット
BLTouchやベルトなどは既に取付済みです。
なので底ユニットに固定された4本のシャフトの上に乗っけてあげるだけでOKです。
Z軸ユニット
両サイドに取り付けるベッドを動かしてくれる要のユニットです。このユニットが平行についていないとあとでベッドを上下させた際に鳴きが発生する原因に繋がります。
ベッドユニット
こちらの取り付け時は1番注意する必要があります。動作時にシャフトから鳴きが聞こえる場合は大抵このユニットの取り付け方法が間違ってます。海外ユーザーもこの問題が多発してるようで多種多様なオイルやグリスを試している様子が見受けられますが…大体の場合組み立て方法が間違ってるだけです。私も1回目は何も考えずに組んだら鳴きが酷くてモリブデンのスプレーだったりなんやかんや買って改善せず、結局組み直したら即直りました。
公式の動画ではオートレベリングまでを一通り解説してくれているので必見です。
重要なのはベッドを保持する両方のZ軸ユニットの高さを同じ高さにすることです。シャフトと系が近い筒状のもので一定の高さに合わせるのが1番良いですがない場合は1番上の位置で合わせるのが簡単です。
シャフトの天面に対して目線が水平になる位置でゆっくりとシャフトを回してZ軸ユニットのシャフト受け(金色の部品)の端面が一致するように調整します。
調整が終わったらマシンの電源を入れてください。電源を入れたあとはくれぐれも手動でぐりぐり動かさないこと。Zの高さを下に150mmほど下げてベッドを取り付け、固定したら電源を切ってもOKです。
電源ユニット(PSU)
MEAN WELLのRSP-500-24Vが搭載されていました。3Dプリンタあるあるの電源電圧切り替えスイッチのないモデルです。正確に言えば、電圧切り替えを自動で行ってくれるモデルです。側面の切り替えスイッチが見えるはずの穴から何も見えなければRSP-500-24Vなので電圧切り替え手順はスキップできます。ただし、Creality公式サイト以外から買った場合の仕様は不明です。
配線は非常に簡単
配線作業は基本的にコードに全て何用のものか記載されているためペアを見つけてはめていくだけです。
ボードはV2.2を搭載していました。こちらのボードの注意点として、Ender-3シリーズのボードとは別仕様です。また、デフォルトで搭載されてるV2.2は静音ドライバは搭載していません。
こちらがV4.2.7ボード。Z軸用のコネクタ数が1個なので静音ボードを購入する際はV2.2.1(V2.2 Silent版)を購入してください。このボードは対応していません。
こちらの静音ボード(V2.2.1)を購入する必要があります。
公式サイトで購入したところSingaporeから発送されました。
送料および関税はかかりませんでした。
Ender 5 PLUS / CR-10S / CR-X用のTMC2208ドライバーを備えたアップグレードされたサイレントボードを購入する – Creality3D Store® Official Store for Creality 3D Printers and Accessories
基本的には配線済みなのでボードを静音ボードに切り替えると言うことがない限り下のユニットを開ける必要などはないです。最初から静音化の予定がある場合は一緒に買ってしまうのも手かもしれません。
オートレベリングも簡単
基本的に公式の動画を見ながら進めていけばまず問題ないかと思います。必要なものはA4のコピー用紙もしくは板厚0.2mmのなにかです。
最初に大まかに中心で設定した後、レベリングナットで調整し、最後に16点を自動計測していきます。あとは印刷毎にフルでレベリングするか否かといった感じです。数回印刷した感触では毎回ではなくてもいいかな?という感じですが完璧を求める場合は毎回フルでレベリングを走らせた方が良いです。
1発目の印刷結果
印刷速度は80mm/sです。箱から取り出して組んだだけの状態でここまでのクオリティが出るのは流石としか言いようがありません。Curaのデフォルト設定からeSUNのPLA+を選んでReprapperのPLA+で印刷しました。
レベリングセンサーも3DTouchではなくちゃんとBLTouchが搭載されています。
最初からレベリングセンサーも配線済みなので初心者の方にも非常に扱いやすいです。
レベリングの方法について公式のYouTubeの動画を見ながら行えばまず問題ないです。
長時間印刷も問題なし!1週間以上の連続印刷も可能!
やはり大物といえば印刷時間もかかるもの。
もちろん大物印刷時はノズル径を大きいものに換装するという手もありますがそれでは解像度が下がってしまい面白くありません。
そのため今回は0.4mmノズルのままでこちらのモデルを印刷しました。
sketchfab.com
インフィルは5%まで下げましたがそれでも1週間以上…
失敗するかと思いきや…
185時間14分の印刷に無事成功しました!
途中で停止することなく無事乗り切ることができました!
メンテナンス性
メンテナンス性については一長一短という感じです。ボードなどが全て底面のユニットの配置されているためプリンタをひっくり返す必要があります。せめて側面などにボードが配置されていればアクセスしやすくて良いのではないかなと思います。
エクストルーダーなどの軽い換装などは簡単ですが静音ボードへの換装はちょっと大変でした。底板を外す際はくっついてるファンを断線させないように慎重に外しましょう。
今後改造することもふまえると倒す前提ではなくボードや電源などを全て側面に配置してあげるのが1番良さそうです。
クーポン情報
購入の際以下のクーポンコードを適用すると公式サイトで$100オフになるので50,629¥とかなりお得に買うことができます。もちろん日本倉庫から購入すれば送料も関税もありません。発送もかなりはやく2日ほどで届きました。
E5PJP100
公式サイトはこちら
Creality3D エンダー: Ender 5 Plus ディスカウント・セール- $ 582 – Creality3D Store® Official Store for Creality 3D Printers and Accessories
先着20名様限定です!
MOD
Ender-5 Plus向けのMODはEnder-3 Proなどと比べると少ないです。とはいえ基本的には兄弟的な存在なのでEnder-5系、また一部Ender-3系のModも使うことができます。またFusion 360などを使って若干変更すれば使えるものも多くあります。
番外編
もちろんデフォルトでも十分に使いやすいですがカスタム魂を抑えることはできませんでした。
3kgフィラメント用ホルダー
今回は3kgのタイプを買ったので事前にホルダーを作っておきました。大物を印刷するなら1kgといわず3kgのスプールはいかがでしょうか。eSUNのPLA+はAmazonでしばらく品切れ状態なのでSUNLUの PLA+を購入。クオリティはやはりeSUNの方が良いです。個人的にフィラメントの品質はeSUN>Reprapper>SUNLUかなと思います。608タイプのベアリングを4つ用意する必要があります。608の開放型でも両シールドのZZでも構いません。
ASR – Adjustable Spool Roller by panWiadr0 – Thingiverse
かなりどデカい。Amazonで買う際は安いベアリングを選ぶと油でギトギトの物が来るのでNSKなど大手のものを買うことをおすすめします。
Cyberpunk風に
これは完全の私の自己満足です。両サイドと正面に内向きにネオン風LEDを装着しました。
大物を印刷する時じゃないと格好良さが際立ちませんが。小物印刷するように天面にも付けようかと悩みましたがスタミナ切れで諦めました。今度全体を覆うカバーを作る際に取り付けようかと思います。
Scotchの両面テープと自分でデザインしたクリップで装着しました。クリップはアルミプロファイル(2020/4040/4020など)タイプに共通で使えるものとなっています。
Thigiverseで公開してるので必要な方はダウンロードしてください。
Creality Ender-5 Plus Neon mod (Neon led clip for aluminum profile) by YuTR0N – Thingiverse
kaikaノズル
TECDIAのkaika 804を装着。ノズル1個の値段は通常のものが10個以上は買える値段ですがその価値あり。大物を印刷するときなら尚更ノズル詰まりは命取りです。繊維の入った特殊なフィラメントを使わない方には是非試してもらいたいノズルです。このノズルを使っていて詰まった場合は大抵ホットエンドのPTFEが溶けて詰まってるパターンです。
更に安定性を求めるならオールメタルかつダイレクト仕様でしょうか。今後のプランに。
kaika8 | kaika shop【テクダイヤ株式会社】
LEDバー照明
Ender-5 Plus LED bar bracket by YuTR0N – Thingiverse
タイムラプス撮影
タイムラプス撮影はラズパイとWebカムがあればできますが一眼でももちろん可能です。特にSonyのカメラはラズパイでシャッターを切れるもんが少ないので以下の記事をチェックしてください!Sony以外の一眼、ミラーレスなどにも応用可能です。
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